映画「すずめの戸締まり」感想

映画

もうすでに「すずめの戸締まり」を観た方へ

皆さんの感想はどうでしたか?

一番好きなシーン

私が一番好きなシーンは叔母の環さんがすずめを乗せて自転車で走っている場面です。

叔母・保護者としてすずめをずっと見守ってきて、愛ゆえに今回の厄災騒動ですずめとすれ違い、パーキングエリアでは、心のなかで少し思っていたことまで溢れてしまいました。

ただ、事情を言ってくれない、何がしたいかもわからないなかでも、吹っ切れて、「なにか大切なことがあるんね」、とそれでもすずめを支えてくれるシーンはとても晴れ晴れしい気持ちになり、本当の意味で母親になったんだなと思いました。

パーキングエリアで言ってしまった、本音も否定せず、その上で「でもそれだけじゃないからね」、と言う言葉はそれまで過ごしてきた二人の時間の濃さがすごく感じられ感動しました。

旅の中で成長したのは、すずめもそうですが環さんも母親として成長していて、素敵な親子だなと終始うるうるでした。

世界は誰かの支えで成り立っている

映画では草太やダイジンが寒く寂しい思いをしながら要石の役を担っており、そのおかげで人々は厄災にさらされることなく、平穏に暮らせていました。

必死になって厄災を納めたり、要石の役が草太に移り、すずめ達が苦悩しているのに、人々が何事もなく日常を送っていた光景が私の中ではとても印象的でした。

自分が気づいていないだけで、どこかで私達の暮らしを守ってくれている人がいるな、と思った一面でした。

ただ、映画ほど壮大ではないですが、災害の速報を知らせてくれる人がいたり、火事や事故から助けてくれる人、病気を治してくれる人、安全な水や電気などを供給してくれる人、食べ物を作ってくれる人、誰かのために生きてくれている人など、そんな一人ひとりの支えがあって人々の暮らしが成り立っているのだな、と振り返りました。

奥深い設定

映画を最後まで見て思ったことは、まだまだ自分の気づいていない深い意味がたくさん込められているのだろうな、ということです。

草太の祖父との関係も含めたダイジンの正体や環さんの負の感情をきっかけに現れたサダイジン、草太がダイジンに人のままではなく、すずめの思い出の椅子に変えられてから要石になった理由など、私の頭では解決できない謎がいっぱいです。

映画の解説や動画を観て謎を解決したあとで、もう一度観直すとまた面白い映画なのだと思います。

まとめ

個人的に色々と謎が残っていますが、飾らない人の優しさとかけがえのない日常の大切さを綺麗な色彩で伝えてくれている素敵な映画でした。

また何度も観ていくうちに新たな発見がありそうな映画なので、DVDで出たときも楽しみにしたいと思います。

みなさんの人生が少しでも楽しいものになりますように!

それでは、さようなら!

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